Nスペ「縮小ニッポンの衝撃」を観て

———————————-

おじさんの生きがいです。押してあげて~ ⇒


人気ブログランキング

 

このブログを読んでいらっしゃる方は、既にご承知の内容ですが、2050年の人口ピラミッドは棺桶型になります。(しかも西洋の棺桶型)

労働力の不足により国力が低下するのは火を見るより明らか。

番組の中では、75歳の老人が幼稚園児のスクールバスを運転し、年齢も経て危ないので、自ら辞職を願い出ているのに交代要員がおらず、そのままやめられません。

お気づきかと思いますが、日本のエスカレーターのスピードは、アジア各国のものに比べて段違いに遅い。エスカレーターに代表される様に、高齢者にあわせて社会がスローになっていってます。意思決定のスピードもそうでしょう。地方の高齢者の面倒をみる人も(つまり介護職)もいなくなってきています。 この事に大変、脅威を感じます。

介護や建設の現場で、技能実習生という名のもと、沢山の若者がアジア各国から来日している様に見えますが、日本は鎖国癖から抜けられず、魅力的な労働環境を与えられないため、ベトナムの若者が日本を選ばず、韓国、台湾、そしてルーマニアなどの国を選びます。来日して実習生になるにあたって日本語ができなければだめとか、こういう技能が無ければダメとか、訓練に来ているから滞在は5年までとか、一度来たら転職はダメとか、本当は労働者なのに、鎖国派を懐柔する目的からか、技能実習生の枠にあてはめて、実際には現場では労働者扱い。長時間労働低賃金、しかも建設現場で、日本人から暴力まで振るわれている。 ベトナム人を介護職の技術実習生として雇いたいある地方の介護施設の経営者が、嘆きました。今の制度だとベトナム人には、来日後、1年間の日本語訓練をしなければならない。その場合、1名あたり380万円かかる。普通の日本人を雇うより、380万円は余計にコストがかかり、そのコストは介護施設が負担しなければならない。

外国人とか日本人、このボーダーレスな時代に、その様な定義をすること自体がナンセンス。純潔、単一性の社会など、もはや存在すること自体ありえません。

急ぎ、世界の若者が、この国で働きたいという環境を整えるべきです。

台湾は、日本より10年後に超高齢化社会と迎えるらしいです。そんな日本よりずっと先に、超高齢化社会を意識して、対策をうち、外国の方が台湾で働きたいという環境を整えているとのことでした。

この国は、何をしているのでしょうか? 高齢者にあわせたエスカレーターのスピード感では、WORLD COMPETITIONには勝てないのですよ。

私達の祖国が、いつまでも元気で、活気のある国であることを切に願ってます。


人気ブログランキング