介護離職によって、貧困へ
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NHKスペシャル 「ミッシングワーカー 働くことをあきらめて」 (動画)
この番組をみました。ミッシングワーカーとは、もはや就職活動すらしない失業者。全国に100万人以上いるらしい。
番組でとりあげられた方々は、そのほとんどが、介護が必要となってしまった親の世話がきっかけで仕事を離れ、そのまま社会復帰できない人たちだった。40代、50代に急増しているらしい。
仕事を離れ介護をし、親がもらっていた年金をもとに生活をしていたので、親が亡くなれば生活のお金がなくなり、当然、貧困に陥る。回りの方々の支援をうけて社会復帰しようとしても、もはや心も、身体がついていかない。
この番組をみて自分のことを考えてみた。自分の福岡に住む両親は、まだ二人とも足がしっかりしていて、頭もぼけていない。しかし、やがては両親のうちの一人が寝込んだりするでしょう。
老々介護はやらせたくない。実際には無理だろう。横浜に住む姉と私が交代交代で福岡に帰省する?あまり現実的でない。こちらに移住してもらう? 誰が家を用意してあげるのだろうか?
一人っ子である妻の父親の問題もある。(義理の母は既になくなっています。) 妻は、義父の介護をできるのだろうか? ほとんどフルタイムで働いているのに。
国の介護システムはもはやあてにならない。介護のために離職しなければならない現実。私達の世代は、兄弟も多くなく、介護の負担はもろ自分たちにのしかかる。
頼りになるのは結局、お金しかないのではないだろうか? お金があれば良い施設に入れてあげられる。人も雇える。
いつ、自分たちが介護が原因で貧困に陥るかもしれない。
本当に考えらせられる番組でした。
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